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Flowering 17

Madame Hardy(マダム・アルディ)

 アルディの庭にたたずむと、辺りの空気は澄む一方さまざまな粒子が密度高く存在しているのではないかと感じます。
 それは香りのせいでもあるでしょうし、視覚としてつたわる花弁や葉や茎の印象がそうさせるということもあるでしょう。
 透明な美しさには、とらえどころがありません。
 一季咲きで花期もそう長くないのですが、貪欲に楽しんではいけない、春の短い体験で満足しなごりを抱くな、という心の声が聞こえてくる気がします。
 不思議な魅力をもったバラです。
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Graham Thomas(グラハム・トーマス)

 アルディを背景にして、臆することなく奔放に咲き乱れるのがこのバラ。
 自由な枝ぶり、おおらかな咲き方、しかし品格を失わない。
 濃く深くしかし決して度を過ぎない美しい黄色を、この花以外に私は知りません。
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Fantin-Latour(ファンタン・ラトゥール)

 なぜかこの春一番長く咲いている花。
 オールドローズの美点を数多くそなえた可憐な花です。
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Chapeau de Napoleon(シャポー・ド・ナポレオン)

 鉢植えなのですが、つるバラのような振る舞いです。
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 クラシカルでちょっぴりプリミティヴな雰囲気が魅力でしょうか。
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 でもやはり、このガクの美しさといったら。
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 雨にあたってうなだれた姿が、格別でした。
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by musignytheo | 2012-05-31 20:16 | rose | Trackback | Comments(0)

Flowering 16

Evelyn(エブリン)

 うつむいていますが、爽やかな芳香はそのままです。
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William Shakespeare 2000(ウィリアム・シャイクスピア2000)
 
 深い赤とそれにふさわしい濃厚なオールドローズ香が特徴です。
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Jude the Obscure(ジュード・ジ・オブスキュア)

 香りといい咲き様といい、おおらかさに溢れたバラです。
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Madame Hardy(マダム・アルディ)

 今年はやや花期が長いようです。
 毎朝、アルディに会うために庭に急ぎます。
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 グリーンの眼のうつくしさが、アルディの特徴です。
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by musignytheo | 2012-05-29 20:09 | rose | Trackback | Comments(0)

Flowering 15

Jude the Obscure(ジュード・ジ・オブスキュア)

 香りの強いこの花が、これだけそろうと、辺りの空気をかえてしまいます。
 トロピカルフルーツ想わせるさわやかな芳香です。
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 花弁は終始ひらききらず、花の形を保ちます。
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 毎日何十も切ってきます。
 ボーリューム感が豊かなので、切り花にも適しているようです。
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 最後まで崩れないのかと思っていると、とつぜん花弁は付け根から落脱します。
 花瓶のまわりを美しくかざって終わる、小粋な最期なのでした。
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by musignytheo | 2012-05-28 20:58 | rose | Trackback | Comments(2)

Louis-Latour

2002 Chassagne-Montrachet 1er Cru, Louis-Latour
 
 輝く黄金色。驚くべきことに、十年の歳月を経ていまだにグリーンの成分を残す。
 洋梨やミラベルのコンポート、レモンのジャム、焼きリンゴ、オレガノ、タラゴン、ミネラル、発酵バター、クリーム、カスタード、ヴァニラ、カシューナッツ、ヘーゼルナッツなどの香り。
 飲みはじめ、あまりに抵抗なく口腔内で自由に振る舞うため認識を誤ったが、時間とともに力強さが加わり、液体に厚みのあるのが分かる。酸はやわらかいが、すこぶる余韻が長い。ともかく構成が複雑。ふくよかでミッドの重厚な典型的なシャサーニュのすばらしさを楽しめた。
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  エビと空豆のワイン蒸し サフランクリームソース
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  リガトーニ トマト・マスカルポーネソース
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by musignytheo | 2012-05-28 19:52 | wine | Trackback | Comments(0)

Flowering 14

 残る蕾も少なくなり、春の花は終わろうとしています。
 オールドローズはかえり咲きませんので、来春までの見納めです。




Variegata di Bologna(ヴァリエガータ・ディ・ボローニャ)

 我が家で最も元気のよい株。
 今年も何百咲いたことでしょう。
 Variegataとは、斑紋のという意味のラテン語が起源のようです。
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Jubilee Celebration(ジュビリー・セレブレイション)

 朝陽に花弁を透かせてみると、美しいゴールドの裏打ちが分かります。
 最後の花です。
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Graham Thomas(グラハム・トーマス)

 今年はなぜか一気にはひらかず、ところどころ少しずつの開花でした。
 まだかなり蕾が残っています。
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The Alexandra Rose(ジ・アレキサンドラ・ローズ)

 形と色の変化でも楽しませてくれます。
 一瞥ではつまらぬ一重と見えるかもしれませんが、付き合ううちに良さが染みてくる品種です。  野趣と上品さとを兼ね備えているように思います。
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Chapeau de Napoleon(シャポー・ド・ナポレオン)

 美しいのは、やはりその蕾でしょうか。
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 ステムが細く花に重量のある結果、いつもうつむく花。
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 ひらききると蕾からは想像できぬ豪華さですが、品のなさのすぐ手前という気もします。
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by musignytheo | 2012-05-26 21:28 | rose | Trackback | Comments(0)

Yellow and Red

 たくさん咲いたので、切ってきたバラ。



Jude the Obscure

 重量感のある花です。
 鏡に映った姿を撮りました。
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Black Tea

 鉄錆色がかった、濃い赤。
 黒バラとも言えそうな色調です。
 ところがその香りは、軽やかなバナナのニュアンス!
 ハイブリッド・ティーローズに分類されます。
 庭の北西の隅に植えてありますが、光を求めてか高さ3mほどになりました。
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by musignytheo | 2012-05-25 21:27 | rose | Trackback | Comments(0)

White Roses

 我が家の白バラは三品種。
 そのうちの二つを。




Madame Hardy(マダム・アルディ)

 グリーンの眼をもった女王。
 細く長くのびるステム、光沢のすくない清楚な葉、繊細なガク、美しく整った花弁、大きすぎず優美なシェイプの花。
 非のうちどころのないのが鑑賞の対象としての欠点、とも言えそうな特別のバラです。
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 じっとアルディの花弁を見つめていると、時間は意味をなくし、この花によってこの花の形に切りとられた空間の奇跡を信じるほかはなくなります。
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 年に一度、アルディを部屋に置ける歓び。
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Glamis Castle(グラミス・キャッスル)

 English Rose の古株ですが、この白を超えるバラになかなか出会えません。
 か細いステムを愛嬌に変え、なかなか中心を見せない咲き様や官能的なミルラの香りから、コケティッシュなバラとも言えそうです。
 それにもかかわらず品格を失わないところが、このバラの最大の魅力でしょう。
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 今年はなぜか、大きく咲きました。
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by musignytheo | 2012-05-25 20:18 | rose | Trackback | Comments(0)

Flowering 13

 バラたちはピークを少し越え、爛熟の様相です。



Jude the Obscure(ジュード・ジ・オブスキュア)

 いつも遅れて咲く品種。
 Jude だけは、これからが見頃です。
 まったく生命力に満ちあふれています。
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 卵形の、funny face。
 しかしJede なのだから、男性。
 funny でなければ、何と形容しましょう?
 よく見ると、確かに品格も備えています。
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 切ってくると、数輪で部屋じゅうを芳香で満たす力をもっています。
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Evelyn(エブリン)

 弱っているのに、その季節の最後の花は、哀しくなるほど美しく均整がとれていました。
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 この香りを好まぬ人はまずいないと言って良いほど、魅力的な芳香です。
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Mary Rose(メアリー・ローズ)

 最後の一番花。
 太陽と土の恵みを一身に受けた、非のうちどころのない花型です。
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The Alexandra Rose(ジ・アレキサンドラ・ローズ)

 夕方過ぎると花弁を閉じ、朝陽を受け、またひらく。
 観察が楽しくなる花です。
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Fantin-Latour(ファンタン・ラトゥール)

 まさに、爛熟。
 しかし可憐であることに違いありません。
 古い西欧の絵画を想起させられるような姿です。
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Pierr de Ronsard(ピエール・ド・ロンサール)

 ここまでの花たちとは異質の、人為的な世界。
 人気はとても高いようですが。
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Jubilee Celebration(ジュビリー・セレブレイション)

 短いステムでも、捨てられず、切ってきて水に浮かべました。
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by musignytheo | 2012-05-24 21:49 | rose | Trackback | Comments(0)

Juliette Chenu

2002 Chambolle-Musigny VV, Juliette Chenu

 オレンジの成分が見えはじめたばかり、10年を経ても若々しいガーネットの色調。澱が少量。
 前回のDujac同様、グースベリーやカシスをつぶしたときのような、フレッシュな果実香がたつ。Chambolleらしくミネラルが豊か。レザーやジビエのようなゲイミーな香り。スパイスや枯れ葉や土の香りも。
 味わいは、酸がしっかりとコアをなし、タンニンもまだ若さを残す。中盤はヴィラージュ物として充分厚い。
 フレッシュでしなやかで、しかも芯の強さを持ったなかなかレベルの高いワインだった。
 クルティエご本人の、サイン入りボトルで。
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コールスロー・サラダ
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グラン・レピスリーのキッシュ
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コンテ・エクストラ(いろいろ食べた末、結局ここに戻ってきた私の最も愛するチーズ)
リエットとバゲット(グラン・レピスリー)
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by musignytheo | 2012-05-23 19:42 | wine | Trackback | Comments(0)

Flowering 12

Chapeau de Napoleon(シャポー・ド・ナポレオン)
  
 この花は、ひらくと意外に凡庸で、このくらいが最も美しいかもしれません。
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 そして正面より、横から見た姿にこの花の美点があります。
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The Alexandra Rose(ジ・アレキサンドラ・ローズ)

 一重のバラですが、原種を連想させられる野性味と色彩階調の美しさが魅力です。
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Variegata di Bologna(バリエガータ・ディ・ボローニャ)

 いっせいに青空を向いて、かわいらしいですね。
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 まだ蕾が残っていますので、もうしばらく楽しませてくれそうです。
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by musignytheo | 2012-05-22 19:37 | rose | Trackback | Comments(0)


Wine and Roses, Dalmatian and Labrador.


by musignytheo

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