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Christmas Dinner 2

クリスマス会の、つづき。。。


2001 Baloro Sarmassa, Marchesi di Baloro

 9年が経過しているというのに若々しく、かすかにレンガ色が見えはじめた非常に濃いルビー色。澱は少量。
 香りははじめ閉じていたが、デキャンタージュして二時間待った。
 ダークチェリーのコンフィや干したプラム、スミレ、ドライフラワーのバラ、タール、フュメ、ビーフジャーキー、リコリス、八角、ブラックペッパー、なめし革、シガー、黒土。
 味わいは、アルコールによるボディがどっしりと感じられ、タンニンは溶け込みはじめている。酸はまだ若い。もう五年待ったら素晴らしくエレガントに開花しそうなポテンシャルを感じる。
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甲州牛の赤ワイン煮
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X'mas デザート・プレート
 苺のムース
 マンゴーのソルベ 
 パネトーネ
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今年もどうもありがとうございました。
来年もよろしくお願いしま〜す!
みなさんにとって来年がすばらしい年でありますように。。。
ぼくもよろしく、おねがいしましゅ。
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by musignytheo | 2010-12-31 22:03 | wine | Trackback | Comments(2)

Christmas Dinner 1

クリスマスの夜は、ソレイユのママさんをお迎えして食事を楽しみました。


2009 La Rose du Clos, Domaine des Lambrays

 最近調子を上げているMorey-Saint-Denis の grand cru、"Clos des Lambrays" がつくるロゼ。
 夕陽のような鮮やかなオレンジ色。ルビーやフランボワーズの赤も混じり、咲きはじめのパット・オースチンの花の色。
 通常のロゼのように8℃くらいで抜栓したが、全く温度が低過ぎてタンニンやら酸やらで歯茎がギシギシ音をたてそう。これは赤のように振る舞うワインだと分かり、14℃くらいになるまで待った。
 フランボワーズやフレーズ・デ・ボワのコンフィなど果実の凝縮された香り、ドライトマト、オレンジの花、ミネラル、カシューナッツ、ドライフラワーのティーローズ、アジアン・スパイスなど。シャサーニュの赤に似ていなくもない。
 味わいは温度が上がるとおちつき、適度で心地良いタンニン、やわらかいが持続する酸、かすかな苦味と楽しめる。大地のニュアンスや旨味成分も感じられ、流行の薄旨ブルゴーニュのような雰囲気もある。
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ジャガイモのガレット
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                                           つづく
 
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by musignytheo | 2010-12-30 19:12 | wine | Trackback | Comments(2)

Pitures

1997 Volnay Pitures, Bitouzet-Prieur

 ほんのりとオレンジがかったガーネット色。澱は少量。
 ミルティーユやミュールのコンフィは控えめ。ミネラル、シガー、なめし革、紅茶や中国茶それにヴォルネィの特徴でもあるトリュフ香が感じられる。含んだ瞬間は静かな雰囲気なのだが、口腔から喉につたわるころ鼻腔に凝縮感や複雑性を感じる。この辺りはやはり1er cru。
 味わいは口中にじんわりと広がる甘いタンニン、ふくよかな旨味、余韻の長い酸となかなか良い。Nuitsでなくてもgrand cruでなくても魅力的なワインは確実に存在する。
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 甲州地鶏とポルチーニのフリカッセ
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by musignytheo | 2010-12-27 19:18 | wine | Trackback | Comments(0)

A Christmas Memory...Capote

時間をおよそ意のままにつかい尽くせられる。
今年はそれほど贅沢な一年でした。
でもしたことといえば、馬に乗った、庭に手をくわえたー夏以降はずいぶんがっかりさせられたのですがーそれに読書した、そのくらいなのです。
読書といえば、私の前に登場した作家は、数えてはいませんが三十人はくだらないかも。
読んだ小説はその数の二三倍は下まわらないでしょう。

そんな読書三昧だった私の今年のナンバーワンが、この小説です。
最初村上春樹訳で読んで心うごかされ、原本をとりよせ読みはじめ、あまりにいいので慈しむようにじっくりと言葉を辿りました。
ペーパーバックだけでなく、クリスマスを前にその絵本まで手にとってしまいました、笑。
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訳者の村上さんも指摘していますが、イノセンスということがこの作品の主題の一つだと思います。
主人公の少年のイノセンスの源は、なつかしい田舎町の自然であり古くて広い家やその家具であり愛犬であり老婆になっても幼年の心をもったパートナーでしょう。
ここで言う「なつかしさ」は、作家となってこの小説を綴ったカポーティが過去に経験したことを「なつかしい」と思う、という意味合いとは少し違います。
少年にとってもすでになつかしかったはずの身のまわりの美しさを意味するものです。

坂口安吾は「風と光と二十の私と」に書いています。
『雨の日は雨の一粒一粒の中にも、あらしの日は狂い叫ぶその音の中にも私はなつかしい命を見つめることができた。樹々の葉にも、鳥にも、虫にも、そしてあの流れる雲にも私は常に私の心と語り合う親しい命を感じつづけていた。』
こういう「なつかしさ」なんでしょう。
つまり子供のイノセンスにさえ染みいるようななつかしさであって、過去の回復を祈るようなものではない。
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イノセンスをQueenieが掘った穴の中へ、そして心臓の形の糸の切れた凧にのせて天上へと葬り去り、少年は大人の世界に呑みこまれてゆきます。
そこではなつかしさを愛する心などやすやすと踏みしだかれ、妥協と偽善を強いられるのです。


私が馬に乗り動物と過ごし自然に向かうのは、「なつかしさ」を肌で感じる心をとりもどしたいからかも知れません。


後半、老婆がはっと気づいたかのように叫ぶ場面があります。

"My, how foolish I am!"....."I've always thought a body would have to be sick and dying before they saw the Load. And I imagined that when He came it would be like looking at the Baptist window: pretty as colored glass with the sun pouring through, such a shine you don't know it's getting dark. And it's been a comfort: to think of that shine taking away all the spooky feeling. But I'll wager it never happenes. I'll wager at the very end a body realizes the Lord has already shown Himself. That things they are"....."just what they've always seen, was seeing Him. As for me, I could leave the world with today in my eyes."

「なつかしさ」の本質を示唆する言葉だと思います。
キリスト教的なところを排除すれば、日本人古来の世界観と通じるものを感じ興味深いです。

生まれながらに感じる「なつかしさ」の由来をたどること。
それは音楽や演劇や美術の活動の中にも見いだせます。
人が求めつづける芸術の真理の一つであるような気がするのですが、さて?

クリスマス・イヴに、「クリスマスの思い出」から思いをめぐらせてみました。
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by musignytheo | 2010-12-24 21:23 | art | Trackback | Comments(0)

Christmas Cookies

Ginger Cookies (ジンジャー・クッキー)

                          by N。
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by musignytheo | 2010-12-23 18:57 | baking | Trackback | Comments(0)

Guffens-Heynen

2004 Mâcon-Pierreclos Le Chavigne, Guffens-Heynen

 緑のニュアンスをわずかに残した輝く黄金色。
 洋梨、花梨、マンゴー、ネクタリン、ブラッドオレンジなど果実の凝縮された香りに加え、タラゴンやオレガノなのど微かなハーブ香が複雑性を与えている。また何といっても膨大なミネラル香が圧倒的、特徴的。
 味わいは、ふくよかなアタックから密度と集中力のあるミッド、美しく持続力のある酸へとつづき申し分ない。ヴィンテージの弱さなど微塵も感じらず、驚く。Pulignyでこのレベルを求めたら、二三倍の出費が必要だろう。
 Guffensはいつも裏切らない。この「いつも」が極めて希有なのだ。ブラボー。
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 牡蠣のペルシアード
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 リーキのグラタン
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by musignytheo | 2010-12-22 19:01 | wine | Trackback | Comments(0)

Theo, the Babysitter...

Kids: 「ておちゃん、ておちゃんってばぁ。。」
Theo: 「だれか、ぼくのこと、よんだ? きのせいかな??」
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Kids: 「ておちゃん、ここだってば。。」
Theo: 「ああ、びっくりした。 いつのまにきたの〜?」
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Kid 1: 「ておちゃんの、おめめは、なんでくろいの?」
Kid 2: 「ておちゃん、かくれんぼしようよ。。。」
Kid 3: 「ておちゃんねむくなっちゃった。。。」
Kid 4: 「ておちゃん、おしっこ〜〜」
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Theo: 「あ〜ん、みんなでいちどにいわないでくだしゃい、、、
    ぼく、みんなのおあいてしましゅから・・・」
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Theo: 「じゃ、まずふたりは、ここでねてください・・・」
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Kids: 「せなかにのっても、いいですか〜?」
Theo: 「うん、いいでしゅよ。。。」
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Kid 1: 「あたまにのっても、いいですか〜?」
Theo: 「うん、いいよ!」
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日なたが気持のよいせいか、何をされても平気なテオでした・・・」
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by musignytheo | 2010-12-20 19:21 | dog | Trackback | Comments(0)

Rose in Winter 5

 花の季節は終わりに近づいています。
 だいぶ冷えこんできたせいで、一つの開花が三日も四日も楽しませてくれます。
 命の力を漲らせ溢れさせるような咲き方の春。
 冬は反対に気を内に収束させ自然の力をじっくりと取りこむように咲くようです。
 時間の緩衝を楽しみ発散よりも収斂という成熟を見とどけるのが冬の花の醍醐味です。


Gentle Hermione (ジェントル・ハーマイオニー)
 玄関先で、朝ひらいて夕方とじることをくり返しもう数日咲いています。
 春は陽射しに力を奪われやすく、一日もたせるたせるのがやっとなのですが。
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The Alexandra Rose (ジ・アレキサンドラ・ローズ)
 この花は、さらに大胆に開閉します。
 夜はしっかり花弁を噤み、朝おもむろにほころびはじめ昼前にはすべてを陽に差しだします。
 写真はその途中の様子です。
 蕾をたくさん蓄えていても、春でさえ一斉に咲くことのない不思議なバラ。
 それが個性と言わんばかり、ひとつひとつがそれぞれの場所で主張しあうような咲き方なのです。
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おまけ
 西の門の前の香るビオラです。
 なかなか濃密な匂いなんですよ。
 ネッビオーロの華麗なワインのなかに、時にこの香りを見つけることがあります。
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by musignytheo | 2010-12-18 20:12 | rose | Trackback | Comments(0)

Rose in Winter 4

開く直前のバラたちの表情を集めました。


Sombreuil(ソンブレイユ)
 蕾は成熟すると卵形になり、外側の花弁がまずおおきく開いてから、少しずつ乱れるようにカップを形成してゆきます。
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Evelyn(エブリン)
 蕾は中心からふくらみ、早くからなかのロゼットを覗けます。
 充分開くとその顔はフラットになり、外側の数層がカップを形づくります。
 冬のエブリンの芳香の濃密さは例えようがありません。
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The Prince(ザ・プリンス)
 ひとつひとつの花弁が反りながら開いてゆきますが、やがて中心の構造が支配的になって美しいカップを形成します。
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by musignytheo | 2010-12-16 19:09 | rose | Trackback | Comments(0)

Bûche de Noël

Bûche de Noël(ビュッシュ・ド・ノエル)


  ル・コルドンブルー代官山校でフランス菓子講座。           by N。
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栗のムース
赤ワインのクレムーキャラメル
ミルクチョコレートのクリスティアン
   以上をヘーゼルナッツのジョコンドで包み、チョコレートと赤ワインのグラサージュをかけました。
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by musignytheo | 2010-12-15 17:53 | baking | Trackback | Comments(2)


Wine and Roses, Dalmatian and Labrador.


by musignytheo

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