カテゴリ:outdoor( 26 )

Gradation of green

 先週末は、馬場がぬかるんでいそうだったので、牧場には立ちよらず、そのまま国道141号線を佐久へと向かいました。
 行きつけのそば屋は父の日で貸し切り。
 さらに10kmほど北進して、一度訪れたことのある別のそば屋で昼にしました。
 みどりを微かにおびたそばの香り高さは、さすが信州なのでした。

 帰り道。
 いつもの小道に寄り道して、千曲川と南相木の山々を臨みました。
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 雨水を集めて、川の水は濁っていました。
 それでもなお川が美しいのはなぜなのだろう。
 しばし考えて浮かんだのは。
 川の美しさとは、川をうけいれ共に自然と溶けこむ周囲の要素、すなわち瀬で光る岩であり淵に映りこむ緑や中州の奔放な葦であり、せせらぐ音をひきたてる静かな風の声なのかもしれない。。。
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 薄曇りのきつすぎぬ光が、緑を立たせ、そのきわめて微細な階調をつまびらかにさせるようでした。
 杉を切りだしてきて寝かせた、こんなありふれた光景も、思わずたたえたくなるように美しい。
 六月は萌のころと違って、緑の蔭が深いのです。
 この黒々とした緑が通奏低音となって、淡い緑や黄味がかった緑の力をひきだし、眼を凝らすと浮かびあがる金や銀や紅や蒼の粒子を遊ばせるのでしょうか。
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 緑だけなのに、倦むことなくいつまでも眺めました。
 梅雨の緑の多彩を、はじめた知らされた心地でした。
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by musignytheo | 2012-06-21 20:17 | outdoor | Trackback | Comments(0)

Cherry blossomes

 ずいぶん遅れた梅の開花から二週間あまり。
 ソメイヨシノの満開が報告されました。
 これではまるで北国の春。
 さまざまな花が、いま、いっせいに咲き乱れています。
 テオを連れて、散策に出かけました。
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 道ばたに、つくしが顔を出していました。
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 ユキヤナギも満開です。
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 しだれ桜は、盛りを過ぎていましたが、それでも見応えがありました。
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 古木のソメイヨシノ。
 咲かせる場所など意に介さない老練さが魅力ですね。
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 バラ園から。
 バラも順調に芽吹いていました。
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 「樹人」の前で一枚。
 ご機嫌なテオです。
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 場所を変えて川沿いへ。
 さまざまな種類の桜が見られます。
 でもやっぱり、古い樹は魅力的です。
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 艶やかなピンクのこの桜は、ヨシノベニサクラ。
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 青空を背景にした桜も、いいものです。
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 小道を花の回廊にする桜の樹々。
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 ヒガンサクラの大樹。
 ひとつひとつの花弁は、ソメイヨシノに及ばなくても、樹全体から漂う雰囲気には、枯淡な独特のうつくしさがありました。
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by musignytheo | 2012-04-08 20:30 | outdoor | Trackback | Comments(0)

Fallen leaves

 雪となれば、気持は寒気にそなえ定まるものですが、身に染むような冷たい雨は、かえって寒さがつらく感じます。
 外の寒さを想いながら家に居るのも飽き飽きし、三日つづいた雨がまだやむかやまぬうちに犬と家を飛びだして、いつもの公園を歩きました。
 色づいたまま落ちた葉の様子がよかったので、犬をおいてカメラを手にもどってきました。
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 雨に落とされた葉は、その樹の枝ぶりのままの姿を、地面に映しています。
 しずかな雨あがりなので、風にそこなわれることがなく、樹上の空間の象形が地面にうつしとられ、二次元の手法で純化され再現してありました。
 ただふつうの樹の上の紅葉よりも、かえって趣があるくらいです。
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 しかしこれも自然がなすこと。
 そもそも自然を愛でようとか、自然に意味をあたえようなどというのは、人間が勝手に悦に入るだけで、自然の本当は、猛々しい拒絶なんだろうと思います。
 こういう美しい姿をきまぐれに見せることがあるので、人はそこだけを見てすべてを見ることを忘れがちなのかもしれません。
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 小道に沿って、樹上の終わりゆく姿と、再生を地上でなそうという試みがつづきます。
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 自然の本質がどうであれ、この予想もつかぬ配置や色彩の美しさには、心奪われても仕方ないでしょう。
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 西行の有名な歌、
   
    ねかはくは 花のしたにて 春しなん そのきさらきの もちつきのころ

 この歌をそのまま自然への讃歌ととる人は少ないでしょう。
 西行は自然の禍々しさ、同化することの不可能性をじゅうぶん心得ていたはずです。
 自然の美というとらえどころのないものを、仮想に昇華させ、本当に如月に死んでいったすごい人ですね。

    ねがはくは もみぢのうえに 冬しなん そのしもつきの しんげつのあした
 
の方が、自然に生かされ自然に帰る人間本来の姿に近いのではないか。
 この驚くより仕様のない美しさを前に、私はそんなことを考えていました。
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 赤と黄の、そして空間と地上の対比に、眼を奪われました。
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 発色のよくない紅葉でしたので、明るい陽の光には色が負けてしまいます。
 どんよりと重い雲の下で見るほうが、明らかに奇麗なようでした。
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by musignytheo | 2011-12-03 21:24 | outdoor | Trackback | Comments(0)

Mountains and rivers

 先週末は、野辺山シンクロクロス・レースがあって馬場が使えませんでした。
 野辺山高原をぬけ、国道141号線を千曲川沿いにくだって、佐久平までドライブしました。


 高原野菜の畑からのぞんだ八ヶ岳。
 緑が育まれる季節はすでに過ぎ、春にそなえ、畑はきれいに耕されていました。
 辺りでは、土のしめった匂いが、微風にながされていました。
 八ヶ岳は予想どおり雪化粧していました。
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 厳しさを、険しさを美しいと思うのは、なぜでしょう。
 人は、こういう自然に対峙すると、人を拒絶するその威厳にあこがれ、脆弱な自らの体との相対化を、刻々と、無意識におこなっているような気がします。
 そして、その圧倒的な強さに引きこまれ魅了されてしまうのかもしれません。
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 二十余年ぶりに、臼田のコスモタワーにのぼって、四方の景色を眺めました。
 霧のたなびく佐久平を裾に見おろし、ごく薄く雪をかぶった浅間山は、朝陽に清くかがやいていました。
 山頂の空気の凍てるようすが、手元までつたわってくるようでした。
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 千曲川の上流をのぞむ。
 野焼きの煙と低くたれこめた霧が遠くの谷でまじりあい、さらにその遠景では雲との境すら失っています。
 雲の切れめから鋭くさしこむ光線は、逆光に位置する山や森をかえって黒く沈ませるようです。
 フランス、バルビゾン派の絵に時にこういう構図や色が見られますが、私は旅先で見たドイツの川と森を想いおこしました。
 幻想的な眺めでした。
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 春からなんども立った橋の上から。
 枯れしぼんだ草、葉を落とした広葉樹。
 さびしい景色のようですが、この休止が終わりでなく春を待つ希望と知っている私には、とても静かにほほえましく見えました。
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 夏の豊穣をすべてうばわれ、ぬぎさり、こんな姿になっても、いつもこうして動かずにある。
 そういう自然になつかしさを感じずにはいられません。
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 日に何本と通らない小海線の列車に運良く出くわしました。
 もちろん電車ではなく、ディーゼルです。
 この列車からの千曲川とその川辺は、季節を選ばずいつ見てもすばらしいです。
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by musignytheo | 2011-11-30 20:08 | outdoor | Trackback | Comments(0)

Autumn Colors 3

 秋らしく冷えはじめ、山のもみじもこれで色づくだろうと期待していたら、初夏のような陽気がやって来、つづいてぬるんだ雨が葉を濡らしました。
 週がかわって、こんどは木枯らしが吹きすさび、色づくことなく枯れ落ちた葉も数多みられました。
 この秋は、紅葉には難しい気候だったようです。
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 近所の公園にも何度か脚をはこんでみましたが、残念ながら、思わずカメラを向けたくなるような景色には出会いませんでした。
 それでも紅葉を想うのは、日本人の気質なのでしょうか?
 遠くの山肌に雪が見える、そういう季節になりました。
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 紅葉といえば、まず赤のカエデを想い起こします。
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 私はその木陰に入り、葉の裏側から空を透かし見る絵に心惹かれます。
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 また、まだ紅がほんのり差しはじめたばかりのカエデを透して見る空も、うつくしいと思います。
 見上げたとき、晴れた空はどこまでも明るく澄み、一方幹や枝は深く黒く沈みこみます。
 その中間に浮かぶ葉は、シルエットになったり透かした色紙になったりと多彩なので、見飽きないようです。
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 白樫の深い緑を背景としても、紅葉はうつくしく映えます。
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 紅葉の小道をゆくのは楽しいものです。
 ちょっと発色の悪いのが、残念。
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 路から広場をのぞいたら、銀杏が黄金色にもえたっていました。
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 品種はわかりませんが、これも金色に輝くカエデが現われました。
 遠目にモザイク状に色とりどりの紅葉山を見るのもいいですし、木陰から空をのぞくのもいい。
 こうやって、圧倒的な色調を間近に臨むのも、また一興でした。
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 世話してみるとわかりますが、カエデは確かに陰樹です。
 強い日光は嫌い、水辺の半日陰で良く育ちます。
 川辺にあるのが似合いです。
 マガモの雄が、木陰に居ました。
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 池の水面に映る紅葉はたゆたってはかなく、その色彩が純化するものですが、今秋はいまひとつ冴えません。
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 おまけ。
 バラ園と踊り子。
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by musignytheo | 2011-11-25 21:03 | outdoor | Trackback | Comments(0)

Reservoir 5

 車の後部座席におすわりして。
 テオ、いったいどこに連れていってもらえるのかな?
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 ここまで来たら、わかったかい。
 ストーリー・ファームがあった場所だね。
 工事中の看板がたくさんありますが。。。
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 道路を造るとの掲示がありました。
 山は一部切り崩されています。
 行き止まりのこの場所に、道路??
 せっかくの自然が、、、残念です。
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 ブレンドがのぼった、この道。
 私もシシマルの背にのって、トレッキングを楽しみました。
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 みんなでのぼった、道。
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 最近は人がはいらないのか、ちょっと荒れていました。
 でもこれは、自然がつくった姿。
 意図のはかりかねる開発という名の破壊とは比べられません。
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 テオは、この辺りまで来ると、いつも落ちついた心地良さそうな表情をします。
 この写真では、全然わかりませんね、、、汗
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 貯水池の前で。
 駆け出したくて、落ちつきません。
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 ここでも紅葉は、今ひとつでした。
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 帰り道の、テオ。
 「まだ、かえりたくないでしゅ、、、」
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 市街地からさほど遠くないのに、こんなに自然が残る環境は稀だと思います。
 私たちにとっては、ストーリー・ファームの想い出とともにある、大切な場所です。
 どうか、そっとそのままにしておいて欲しいです。
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by musignytheo | 2011-11-17 21:00 | outdoor | Trackback | Comments(0)

Chikuma River

 牧場祭の帰り、六月以来再び千曲川を訪れてみました。
 橋上に立って川面を眺めると、いつもと同じ、日本人の心の原風景を見るような、懐かしさによく似た想いをもちました。
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 山は山で、我が子をいつくしむように川をふところに抱き、川は川で、山のきよらかな姿を映してほほえむかのようです。
 砂や石はあるべきところに佇むことを歓び、草木に欲はなくでしゃばらず、川と一体になって涼としています。
 風景すべてがまさに自然で、破綻が無いのです。
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 嵐のつぎの朝、魯山人の庭を訪れた白州正子は、
   
     庭の萩や薄が昨夜の嵐になぎ倒され、一杯に露をふくんで、宗達の絵のようにあでやかに、
    しかも寂しく見えた。
     「適度に荒れていて、いいですね」
     私がそういうと、魯山人はいたく満足げであった。 

と書いています。


 私たちが見た千曲川は、台風の影響が残ってか、中州や畔の葦や薄が力まかせに倒されていました。
 人工美に侘びを見ようとする庭では、ここまで来ると失笑ですが、自然のなかのこういった荒れ方には、人の心を絆す底深い力と美しさを感じました。
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魯山人については書きたいことが少しあって、また後日、、、
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by musignytheo | 2011-10-07 21:09 | outdoor | Trackback | Comments(0)

Pigeons & ducks 2

 さて、問題です。
 この樹のどこかに生き物が。
 何がかくれているでしょうか??
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 正解は、キジバトさん。
 上の写真の中央やや左に、尾が見えています。
 鳩は同じ巣にくりかえして産卵すると聞きますが、古い巣は猫に見つかってしまったので、場所をかえホプシーの樹に新しいのをつくったようです。
 同じように、オスがせっせと枝をはこび、時々メスに却下されながらも懸命に営巣するようすが見られました。
「あなたちょっと、こんなえだわかれしたのは、だめよ」
「ごめんよ、こんどはいいのをもってくるから」といった具合に。
 微笑ましい光景でした。
 今日は、メスがからだの位置を変えたときに、ちらっと真っ白な卵が確認できました。
 前回は長引く台風の風雨のなか、夫婦は交代でずっと卵を抱いていましたが、また来週も台風に影響された天気になりそうです。
 おじさんは雨の中も、きっと毎朝元気な様子を見に行かずにはいられないことでしょう。
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 「ぼくも、おうえんしてましゅ。。。」
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 休耕田のカモたちは、相変わらず朝夕に集まってきては、食事をしています。
 ときどき縄張りをめぐる小競り合いをやっていますが、そんなちょっと間の抜けた声も、かわいらしく感じます。
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 このカモたちは、今年生まれた個体のよう。
 立派な青首カモになるちょっと手前の成長具合に見えます。
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 交差点には、どなたが描かれたのか、こんな絵が。
 粋なやりかたですね。
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by musignytheo | 2011-09-17 20:01 | outdoor | Trackback | Comments(0)

Pigeons & ducks

 キジバト親子のその後。

 今週のはじめ頃、親バトの姿がほとんど見られなくなりました。
 雛にも羽が生え揃い、かなり大きくなっています。
 危険をできるだけ早く回避するためでしょうか、やはり鳥類は成長が早いですね。
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 昨日の朝、雛は羽を動かして、飛び立つ準備をしているように見えました。
 おりしも近くの電信柱から、鳩の規則的に鳴く声が聞こえます。
 父さんが呼んでいたのでしょうか?
 しばらくして、巣のある月桂樹の根元に猫が来て、じっと樹の上の様子を伺っているのを偶然みつけました。
 いそいで駆けつけたら、猫の逃げてゆく後ろ姿が見えましたが、雛も居なくなっていました。
 辺りに巣が荒らされた形跡、雛が害された気配はありません。
 きっと雛はこれを機会と勇気を得て、にわかに巣立ったのだろうと考えしました。
 元気で暮らせよ!
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 さて、我が家の周辺は、引っ越してきた十年と少し前には、田園の広がるのどかな土地でした。
 しかし農業に従事する人の高齢化のためか、少しずつ宅地化がすすんできました。
 田は埋めたてられ住宅やアパートが建ち、そうならなくても耕作ができず休耕田となる場所が増えました。
 放置すると、休ませている田は草で荒れます。
 晩春から秋には水を張って、これを防ぐようです。
 そこに水鳥がやってきます。
 マガモ、カルガモ、コサギ、アオサギなどの、のどかに暮らす様子は、田園とはまた違った趣があり、気に入っています。
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 ここ数年は、毎年カモが雛を育てるので、さらに楽しみがふえました。
 ちょっと戯けた歩き方、素っ頓狂な鳴き声が親しみ深く、近所の人からも愛されている、と思っていました。
 いや、愛している方が多いと思います。


 二週間ほど前、二羽のマガモが並んでひき殺されていました。
 一昨日も一羽、道路脇で血を流して動かぬカモを見つけました。
 野生の、餌付けされていないカモたちですので、人に慣れてはいません。
 余程そういう意図で向かって行かないと、こういう事故、いや事態は起こらないはずです。

 昨日は、小学生三人が、子ガモに石をぶつけていました。
 注意しようと向かったら、気づいて行ってしまいました。
 気づいても続けられるよりはましでしたが。
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 自然を畏れ、敬い、愛する。
 動物の営みに関心をもち、ときに神とあがめ、また有難く糧とさせてもらう。
 つねに敬意を忘れない。
 山里の多い、日本の伝統的な暮らしのなかではありふれた常識だったことでしょう。

 都市化に原因があるなどと、紋切型な思いはもっていません。
 日本という国の背景に通奏する音楽の、調べに歪みが生じているような気配。。。
 心配なおじさんでした。


 
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by musignytheo | 2011-09-08 22:10 | outdoor | Trackback | Comments(2)

Pigeon 3

 酷い被害をもたらした台風が、やっと日本から去り温帯低気圧に変わりました。
 天災の恐ろしいところは、最先端の科学をもってしても、事前にその威力や範囲を特定できないことだなと、あらためて思い知らされました。

 亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。
 被害に遭われた方々に心からお見舞い申しあげます。


 キジバト母さんは、この長い雨の間じゅう、ずっと雛を抱いていました。
 実は、もう雛はかなり大きくなって、母さんの体から相当はみ出しているのですが。
 きっと意識しての行為でしょう、それでも母は、雛に樹の幹に近い方、なるべく風にあたらず濡れないところに場所をつくっていました。
 今朝は、雨が上がっていましたが、久しぶりに母の姿が見えませんでした。
 やっと食事に向かったのでしょう。
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 こういう自然のいとなみは、こころの深層に何かを訴えかけてきます。
 たくましく、あわれで、いとおしく、そしてちょっとかなしい。
 自然に立ち向かう生命の力強さと、死を決定づけられているいのちの儚さ大切さ。
 あたたかい、血のかよったからだによせる愛おしさ。
 普段の生活で忘れがちなとっても大事な何かを、キジバトの親子が想いださせてくれました。
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by musignytheo | 2011-09-05 19:58 | outdoor | Trackback | Comments(0)


Wine and Roses, Dalmatian and Labrador.


by musignytheo

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